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アドラー心理学 人生観の変わる本

皆さんは「アドラー心理学」というのを聞いた事はありますでしょうか?
自己啓発の父と言われるとても有名な心理学者アドラーの提唱するアドラー心理学を分かりやすくまとめた本「嫌われる勇気」という本が2013年に出版されました。
そして、本の売れない時代に150万部も売れたという、超有名な本です。

この本の中のひとつに、「原因論の否定」というものがあります。
全ては「目的論」だというのです。
これはいったいどういう事かというと、
「人の行動に、実は原因なんてなくて、あるのは「目的」だけだ」
という事です。
大半の人は、人間の行動には「原因」があると思っていますが、実は行動に原因なんて関係なくて、「目的」があるからこそ行動しているんだという話です。

【具体例】として
ある若手サラリーマンが、上司にめちゃくちゃ怒られていたとします。
その場合普通なら、若手サラリーマンがミスをしたから怒られているんだと思いますよね?
これがいわゆる「原因論」です。
しかし、アドラーはこれを全力で否定しています。
その上司が声を荒げて怒っているのは、実はその若手がミスをしたからという原因があるからではなくて、それとは別に目的があるからだと、アドラーは言っています。

目的というのは、その若手が、今後自分に歯向かわない様に、俺が上でお前が下だという上下関係を若手に見せつけるために声を荒げて怒っていると、アドラー心理学ではとらえています。

同じ様なミスでも、凄い剣幕で怒る人もいれば、冷静に注意して終わりという人もいますよね?
つまり原因であるミスの大きさは変わらなくても、相手を威嚇したいという目的がある人は、声を荒げて怒りますし、
今後ミスが起きなければそれでいいという人は、声を荒げたりしないのです。
あくまでもこれはただの一例であって、人や状況によって、「目的」は異なってきます。

アドラー心理学では、原因とか、過去に縛られるなと言っています。
過去を理由に言い訳しているだけだと。

他にも、この本の中では、課題の分離や、縦の関係を作るな、などの重要な話が書かれています。

自分の中のマインド、脳の中の思考、プログラミングの様なものが変わると、自然と行動や気分まで変わってくると思います。
皆さんもこの堀江貴文さんも大絶賛した本「嫌われる勇気」、読んでみてはいかがでしょうか(*^-^*)